以前、7歳のLINEスタンプクリエイターが誕生した!という話題が取り上げられていました。当時はyahooニュースのトップで紹介されたり、テレビで紹介されたりしていました。
もちろん小学生のLINEスタンプ作家さんは、全てにおいて自分で作業しているわけではなく、線画のみを作成し、PCに取り込む作業や色を塗る作業などはお父さんが行ったようです。
うちの子も!!と目論むご両親へ、子供の手書きイラストをLINEスタンプにする方法をご紹介します。ちょっと強引なところありです。
こちらの記事は公開時より年月が経過しており内容が古くなっている可能性があります。この記事で紹介しているサービスや仕様は、現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
目次
LINEスタンプクリエイターになるには
LINEでスタンプを販売するには。クリエイターの登録をします。概要は以下のLINE Creators Marketのサイトを熟読し、確認してください。
未成年のLINE Creators Marketの会員登録について
職業や年齢、個人/企業を問わず、誰でもLINE Creators Marketの会員登録をすることができます。 未成年者の場合は、保護者の同意のうえ、規約内容を確認してからクリエイター登録を行ってください。
と記載もあります。未成年の方はトラブルを避けるためにも必ず保護者の同意を得てから登録しましょう。
スタンプの絵は何でもいいのか?
なんでもいいという訳ではなさそうです。制作ガイドラインと審査ガイドラインをしっかり確認しないとLINEからの審査後に却下(リジェクトといいます)されます。
○カチュウのイラストなんて書いたら即アウトです。
手書きイラストをデータ化するには
上の記事の中で小学生LINEクリエイターのお父さんが彩色に使用しているのはPhotoshopというソフトで結構高価なもの。きっとお父さんはそういうお仕事をなさっているのでしょうね。
Photoshopは無料で7日間お試しで使うことができるので、それを利用してその間にスタンプのイラストを作ってしまいましょう。
Photoshopが7日無料ならさっそくダウンロードだ!となるのはちょっとお待ちください。あなたの使っているPCがPhotoshopを使えるほどのスペックがあるか確認をしましょう。Photoshopは高性能なソフトなので何年も前に買った古いPCでは動作しない可能性もあります。下記で確認してください。 PCのスペックが大丈夫そうでも無料お試し版のダウンロードはまだです。なぜならこちらは使えるのが7日だけ。7日を過ぎたら、画像の編集は料金を払わないとできません。
https://shufulife.com/linestamp/
イラストを描く
まず白い紙にイラストを描き、色を塗ります。

PCで色を塗りたい方以前紹介した今からでも間に合う!?超初心者向けラインスタンプの作り方のやり方もあります。
はさみでイラストを切り抜きます。
丁寧に切り抜きましょう。ワザと白枠を残してもOK!
※下記で行う画像選択に自信のない人のみでOK
スキャンする
切り抜いた絵をスキャンする時は、後ろに緑か青の色のついた紙を置いてください。
緑を使った絵は青い紙、青い絵だったら緑、どちらも使っていたら白か黒以外で使っていない色の紙にしてください
※下記で行う画像選択に自信のない人のみでOK。やれる人はスキャンのみ。

スキャンをお持ちでないかたは、コンビニのコピー機などでスキャンのできるものもあるようです。
Photoshopの体験版をダウンロード
無料体験からPhotoshopを選択して、お試しダウンロードしてみてください。
Photoshopを立ち上げ、スキャンした画像を開く
Photoshopをダウンロードしたら作業に入ります。Photoshopを開き、【ファイル】→【開く】でスキャンした画像を開く
画像を選択する
ダウンロードして特に何も設定をいじっていなければ、左側に縦にアイコンが並んでいます。そこの上から4つ目に筆の先に点線で輪が描いているアイコン(クイック選択ツール)を長押しします。そうすると魔法使いのステッキのようなアイコン【自動選択ツール】が出てきますのでそれを選択。その後図を参考に上のアイコンもクリック。

取り込んだ画像の緑などの背景部分をそれでクリック。そうすると絵の以外の部分が選択されます。緑の背景部分(絵以外の部分)が選択されていないところがあれば、そこもクリックして緑の部分が全部選択されているようにします。

選択範囲の反転
上のツールバー【選択範囲】→【選択範囲の反転】をクリック。そうすると絵が選択されますので、【編集】→【コピー】
スタンプ用のサイズにする
【ファイル】→【新規作成】

スタンプ用のサイズは下記のサイズ内で作成します。
画像を配置する
- メイン画像×1個 横240px × 縦240px
- スタンプ画像(選択式)×8個/16個/24個/32個/40個 横370px × 縦320px(最大)
- トークルームタブ画像×1個 横96px × 縦74px
【編集】→【ペースト】で画像を配置します。画像の大きさは【編集】→【自由変形】または【変形】などで調整します。
スタンプ画像には余白が上下左右それぞれ10px必要です。10pxはおおよそ4ミリ程度ですが余裕をもって開けたいところです。

赤い四角はこの程度余白を開けるという目安のため記しています。この赤い四角で正確な余白をとりたければこちらのエントリーの【スタンプの余白】のあたりに四角の作り方を載せています。
背景色を透明にする
画面右側【レイヤー】というところに『背景』と『レイヤー』(と『長方形』)という項目がありますので、『背景』の目玉のアイコンをクリックします。(余白の目安の四角を記している方はそこも)。そうするとイラストの背景が市松模様になります。

イラストの保存
【ファイル】→【Web用に保存】でプリセットを【PNG-24】で保存してください。
画像のファイル名は下記のとおりにしてください。
- メイン画像 ファイル名「main.png」推奨
- スタンプ画像 ファイル名「01.png~40.png」推奨
- トークルームタブ画像 ファイル名「tab.png」推奨
これで完了です!!
画像は一つのファイルにまとめて入れ、ZIPに圧縮しておく必要があります。png画像とは別にフォトショップの編集用のファイルも保存しておいた方がいいでしょう。※フォトショップ無料期間終了後は有料版の契約をしないと開けません。
その後の流れ
- STEP
LINEクリエイター登録をする
- STEP
テキスト情報と画像の登録
制作したイラストとその説明を登録します。
- STEP
審査
LINEスタンプの制作ガイドラインに沿った基準を満たしているかの審査が行われます。
- STEP
販売開始
審査に通過したら、リリースボタンをクリックした後、販売が開始されます。
たとえ利益にならなかったとしても審査にとおりさえすれば作品として世の中に流通しますから、すごく刺激になる経験になるのではないでしょうか?審査に通れば身内のネタとしても楽しめそうですね!
もちろんお小遣いが入ればなおうれしいですけどね!
ぜひ試してみてくださいね!