新型コロナウイルス感染拡大の影響で学校の臨時休校措置、在宅ワークの推進など、「STAY HOME」を合言葉に外出自粛を強いられました。そのことにより【おうち時間】を楽しむというムーブメントが起こっていくわけです。
しかし小さいこどもを持つ友人から聞こえてきたのが、マンション住まいだと周囲の人に気を使ってストレスフルの状態だということ。とくに小さい子どもは家でじっとしていることが難しく、騒がないようにとついついYouTubeを見せてしまうことが増えてしまうんだそう。
さらに夫の仕事の邪魔にならないようにと公園に連れ出すも、年配の方には「子どもを外に出すんなんて!」と小言を言われもう散々だと。
そんな友人たちの愚痴を聞いて、2019年のコロナ騒動前に一軒家を建てておいてホントによかったと内心思っているわたし。コロナ禍で、一戸建て住宅で快適に過ごしたポイントをご紹介したいと思います。
STAY HOME中の狭小住宅でも一戸建ての快適性
我が家は夫婦2人と新小学一年生の娘の3人暮らし。神奈川県の住宅密集地に20坪弱の土地に狭小住宅をヤマダホームで建てました。家が建ったとのときには、こんな生活が来ると誰が想像したでしょうか。
夫の在宅ワーク
4月になると夫が週2回の在宅勤務となりました。特に一戸建てにしてよかったと思う点は、近隣の人の気配を感じることなく仕事ができた点だということです。(夫談)
家を建てる前は社宅に住んでいたのですが、今も住んでいる人と話をしたところ、みんな家にいる気配を感じるのがとにかく嫌だと言っていたのが印象的でした。社宅なので当然住民が同じ会社なわけで。みんな同時期に在宅になり、子どもが大きな音を出さないようにと気をつかい、住民のほとんどが家にいるので隣の家の声が筒抜け。自分の家の話し声も筒抜けだろうと思うと気が滅入るんだと言う話でした。
我が家も一戸建てとはいえ、隣の家との距離がそう離れているわけではありません。お隣さんも在宅でお仕事をしている感じはあるのですが、集合住宅と違って特に人の気配を感じるということはなかったです。
子どもの勉強部屋の確保
4月から新小学一年生の娘がいます。小学校も当然休校ですから、学校からもらってきた宿題を行わなければなりません。リビング学習が流行りのようですが、うちでは一人で勉強に取り組めるようにと学習机を用意していました。学習机で勉強する、リビングでくつろぐ、というようにメリハリをつけてほしかったのです。
学校に一度も通うことなく休校となったので、こどもは勉強の仕方なんてわかりません。結局ほぼつきっきりで宿題を見て、自主学習をすることになりました。けれども机で勉強するという習慣ができたのでそれだけでも成果があったのかなと思います。
キッチンが便利で使いやすい
外出自粛のため、ごはん作って、食べて、片付けて、作って、食べて、片付けて…。このエンドレスごはん作り&片付けに絶望した主婦は少なくないはず。前の家なら完全に心折れていた。しかしわたしには最新キッチンがあった!!
食洗機(深型)
食洗機は以前も外付けタイプを使っていましたが、新しいキッチンはビルトイン式に。そしてオプションにした深型!!でかい食洗機は正義!
IHクッキングヒーター
- 餃子とかムニエルとかボタン一つで絶妙な火加減
- 魚を裏返す必要がない(ボタン一つ)
- グリルが掃除しやすい
- フラットなので掃除がめっちゃラク(五徳がないの最高)
- フラットなのでちょっと作業台としても使える
そんなに料理上手じゃなくてもそれなりのものを作れるし、そうじがめっちゃラク!
パントリーへの食料備蓄
キッチン脇に1畳ほどの大きさのパントリーを作りました。これを作る時には汚いものをまとめて押し込んでしまえという考えで作ったので、食料をそこまで備蓄するという用途では考えていなかったのです。奇しくもコロナ禍において本来の意味で使用することになりました。
家で運動できる
やはり一戸建ての最大のメリットは上下左右の住民に気兼ねなく家を自由に使えるということです。もちろん常識の範囲内での話です。
2月ごろに一ヶ月待って手に入れてあった、リングフィットアドベンチャーが大活躍しました。コロナ禍ではSwitch本体も手に入らない状況でしたから、ラッキーとしか言いようがありません。7歳の娘も頑張ってやっていました。
リングフィットアドベンチャーは走る動作があります。これは集合住宅でやったら流石にひんしゅくを買います。
リングフィットアドベンチャーに加え、Zumba(ズンバ)にもハマりました。Zumbaとはダンスなのですが、運動能力を欠如して生まれてきた私にでも続けられたダンスです。
家族間で自分の時間が保てる
自粛とはいえ、一日中家にいるわけですから、ある程度自分の自由の時間というものが欲しくなります。家族が思うように好きなことをして過ごす空間を確保できたのもよかったです。
我が家は3階建で、間取りは1階に夫の部屋、2階キッチン・リビング、3階にわたしと娘の部屋があります。夫と娘は自室に、わたしはリビングにという風にそれぞれがプライベート感があり、自分の時間を楽しむことができました。
人に気を使わなくても良い一戸建てでよかった
わたしも夫も人に気をつかうのは得意ではないし、気を使った生活にストレスを感じるタイプです。マンションの購入も検討しましたが、全く近隣の騒音に影響されないという物件は少ないと思います。
一戸建てには一戸建てのデメリットもあります。ただこのような外出自粛期間においては一戸建てのほうが騒音ストレスのなく過ごすことができたのではないかと実感しました。
新型コロナウイルスの流行によって、今後は以前のような生活はできなくなっていくのではないでしょうか。それでも自身の生活に合った「新しい生活様式」を模索し、日々楽しく暮らしていきたいものです。